バランスシート不況 2022 6 5

2022年6月4日の日本経済新聞の電子版には、このような記事があります。

FRBよ、おまえもか アメリカ経済に迫る「帳簿不況」の影

 時計の針をバブル崩壊が始まった1990年の日本に戻そう。
前年の12月に三重野康氏が日銀総裁に就くと
政策金利をわずか8カ月あまりで3.75%から6.0%に引き上げた。
 日経平均株価は89年末の最高値からわずか4カ月で一時3割近く急落した。
今のナスダック総合株価指数の最高値からの最大下落率とほぼ同じだ。
 株価が下がり始めた春、市場は騒ぎになったが、
株安がバランスシートの右側(負債と純資産)に悪影響を及ぼすとは、
ほとんど気づかれなかった。
(引用、以上)
 FRBは「バランスシート不況」を理解していないので、
アメリカ経済は、日本のバブル崩壊後と同じ道をたどるでしょう。
おそらくアメリカ版の「失われた10年」となるでしょう。
 FRBが株価の歴史的な下落を受けて、
「多少の痛みは、やむを得ない」と発言しているようでは、
歴史的な下落がバランスシートにどういう影響が出るか、
全く理解していないことを明白にしたようなものです。














































































































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